旧車を買う前に見るべきは、車の状態じゃなくて「人」だった

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「この人になら、任せてもいいかも」って思った瞬間、ないですか。

逆に、「なんかこの人違うな」っていう感覚も。

旧車を探していると、その瞬間が何度もやってくる。

正直に言うと、車のスペックより、その瞬間の方をよく覚えている。

結局、車より「人」だと思っている。

500万円払っても、納車日に放置されていたことがある

友人のシビックと。

旧車の話じゃない。以前、新車のシビックタイプRを買った時の話。

社会人1、2年目。足が攣るくらい背伸びして、500万円の新車を買った。

知り合いが懇意にしていた方が、たまたまそのディーラーの店長だった。

わざわざ紹介してもらって、そのディーラーで契約した。

納車まで、約1年待った。

色々とされたことはあるけど、一番ショックだったのはこれ。

納車日が近づいても、連絡が一切なかった。

気になって、たまたまディーラーの前を通った。

そしたら、自分の車が、ただ外に放置されていた。

その時点で、予定の納車日から、すでに2週間くらい過ぎていた。

紹介というルート、500万円という金額、新車という条件。

そのどれもが、ちゃんとした扱いを保証してくれなかった。

あの時、心のどこかで気づいていたと思う。

「あ、これは車の話じゃなくて、人の話だ」って。

「〇〇専門店」は、専門とは限らない

これは昔、懇意にしている整備工の方に言われて、かなり印象に残っている話。

「〇〇専門店」って、よく見かけますよね。

専門性の高いところも、もちろんある。

でも実際には、「販売店」として専門なだけのところも結構あるらしい。

つまり、車を扱ってはいるけど、実際に整備する工場は別で、外部に委託している。

自分のところで手を動かしていないなら、それは「扱っているだけ」で、いじれるわけじゃない。

この話を聞いてから、お店を見る目が変わった。

「専門店」という看板そのものより、

その場で実際に整備しているのか、それとも扱っているだけなのか。

そこを、それとなく聞いてみるようにしている。

結局は、人と人

旧車を選ぶ時、状態がいいとか、ボロいとか、安いとか、あのパーツが付いてるとか。

そういうのは全部「おまけ」みたいなものだと思っている。

あれば嬉しい。でも、それがメインじゃない。

一番大事なのは、お互いにリスペクトを持てる相手かどうか。

これは売り手だけの話じゃない。買う側にも同じことが言える。

お客だからといって、何をしてもいいわけじゃない。

よくハウツーサイトに「マグネットを持って行って車体に当ててみましょう」みたいなことが書いてある。

正直、あれはやりすぎだと思う。

やっている人も実際にはほとんど見たことがないし、売り手からしたら普通に失礼だと思う。

しかもやり方によっては、まだ買ってもいない車に傷をつけることになる。

買う前から、相手をどう扱うか。

そこにすでに、その人との関係の質が出てしまう気がしている。

整備記録は、「人」が見える資料

整備記録やオーナーの経歴は、機械的なチェック項目というより、人と人に近いところがあると思っている。

整備記録は、前のオーナーの誠実さや、車への接し方が透けて見える資料。

ワンオーナーだったら、「相当大事にしていたんだろうな」と想像できる。

ただ、複数オーナーだからダメ、ということでは全然ない。

手放された理由は色々あるし、それぞれのオーナーがちゃんと向き合って乗っていた記録が残っていれば、それも立派な”人”の証拠だと思う。

大事なのは記録の量じゃなくて、そこに滲む向き合い方。

あの、応談・メールのみの怪しいショップの話

ジュリアを見に行ったショップは、連絡手段がメールだけで、価格も応談。正直、最初は少し怖かった。

「いくらするんだ…」って身構えながら聞いてみたら、想像より3割くらい安かった。

でも実際に会ってみたら、

「他も見た方がいいよ」「近くの店も行ってきなよ」「別にうちで買わなくてもいいんだよ」

そんな対応をしてくれる人だった。

あの瞬間、正直かなり驚いた。

怪しい連絡先、応談価格。普通なら警戒するはずの条件が並んでいたのに、

会って話した瞬間に、全部ひっくり返った。

「あ、この人なら」って思った。

500万円の新車で放置された経験があったからこそ、余計にそう感じたのかもしれない。

よろしければ購入時の詳細も読んでいただけると。

その場で聞いておきたい質問はシンプルで、

  • これまでで一番大きかった修理は何か
  • 今、直したほうがいいと思っている箇所はあるか

この2つ。都合の悪いことも答えてくれるかどうかで、その後の付き合い方が見えてくる。

旧車は買った後の付き合いの方が長い。

その時に相談できる相手かどうかは、値段や状態と同じくらい、いや、それ以上に重要な判断基準だと思う。

「おまけ」として見ておきたいこと

ここまで書いた通り、状態やスペックは”おまけ”だと思っている。

それでも、知っておいて損はない項目を軽く挙げておく。

  • 試乗:エンジン音の異音、ミッションの入り、ブレーキの片効きがないか
  • エンジンルーム:オイルのにじみ、ホースの硬化・ひび割れ、配線の劣化
  • 部品供給:車種選びの段階で、部品が出やすい車種かどうか調べておく

ジュリア系は「古い車の割に部品がかなり出る」という話を、あちこちで聞いていた。

これがもし部品の出ない車種だったら、直したくても直せない状況になりかねない。

旧車は「壊れるかどうか」より、「壊れた時に直せるかどうか」の方が本質的に大事だと思う。

車両価格以外に、いくら見ておくか

車両価格だけで予算を組むと、だいたいどこかで足りなくなる。

自分の場合は保険代を切り詰めて、車両保険は諦めるという選択をした

その分を、購入直後の整備費用に回せるようにしておいた。

目安としては、車両価格の1〜2割程度は、納車後すぐの整備費として見ておくと安心できる。

知り合いの紹介で、500万円払って、納車日に放置されたことがある。

逆に、応談・メールのみの怪しいショップで、一番信頼できる出会いがあった。

値段でも、新しさでも、紹介の有無でもない。結局、人だと思う。

あなたにも、「この人なら」って思った瞬間、あったんじゃないでしょうか。

よければコメントで聞かせてください。

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