結論から言う。夏の旧車は、正直しんどい。
エアコンなし。窓を開けても熱風。
それでも「今日はいい天気だから」ってエンジンをかけてしまう。
そういう季節が、今年もやってきた。

片道1時間半、ズボンから汗が滴った日
旧車仲間とツーリングに出かけた日の話。
帰り道、片道1時間半くらいの道のりだった。
暑くて暑くてしょうがなくて、履いていたズボンから汗が滴るのがわかるくらいだった。
それでも運転中は何事もなく帰れた。むしろ「まあ、こんなもんか」くらいの感覚だった。
問題は、帰ってからだった。
「何度か意識が遠のいた」って、真顔で言われた
お仲間のガレージで談笑していた時のこと。
相手がふと、
「そういえば帰ってくる途中、何度か暑さで意識が遠のいた」
って言った。
怖っ、てなった。
本人はわりと普通のトーンで話していたんだけど、こっちは真顔になった。
同じ道を、同じ暑さの中で走っていて、それは笑い話で済ませていい話じゃない。
旧車の夏は、想像以上に体力を持っていく。これは全旧車乗りに言いたい。
乗れない。でも、エンジンはかけたくなる。

夏、基本的には乗らない。乗らないんだけど。
「エンジンかけなきゃな」ってなる。
かける。
音を聞いてたら、走りたくなる。
「我慢したらいけんじゃね?」ってなる。
行く。
10分くらいで「行ける」とか言った過去の自分にバカやろー、ってなる。
ボケてツッコんで、また自分でボケる。一人二役の漫才を、一夏で何度もやっている。
冷静に考えるとかなりおかしい光景だと思う。ガレージで一人、ぶつぶつ言いながらエンジンをかけている人間。
SNSで見る”猛暑でも平気な人”は、多分幻想の生き物

三角窓。
Instagramを見ると、扇風機やシートクーラーで気を紛らわせながら、この酷暑でも平気で乗っている人たちがいる。
正直、あれはドラゴンとか妖精と同じ扱いだと思っている。
SNSという幻想の中には確かに存在しているんだけど、
現実の、あの湿度と直射日光の中で本当に平気なのかは誰にもわからない。
少なくとも自分は無理だった。ズボンから汗が滴るくらいには、無理だった。
暑さで意識が飛びかけた話、他の旧車乗りからも聞いたことがある人、コメントで教えてください。
自分だけじゃないと思いたい。

